奈良の現実日記

こんばんわ

どすこーい　どすこーい


っていう相撲取り出てこい！


えー、わたくしも　流行にもれず

お盆の帰省とやらに赴きました。

多くの人が　帰省は　地方に行くのと違い

わたくしの田舎は　奈良県でごわすので

まったく渋滞にでくわさず

快適スムーザーにて　奈良へ。


しかし。

やってくれるぜ奈良。







何がって？

とにかくもうね。


奈良。



浅いんですよ奈良。





たとえば。

奈良は今　遷都1300年祭とかで　沸いているそうです。

平城宮跡あたりに当時の門やら、家やらが再現されており

遣唐使が使った船のレプリカやらが置いてあって

素晴らしい！とのことだ。

が、地元に住む友人いわく、行く必要はないとの事。

にもかかわらず行ってしまったのがわるいんだが



とにかくですね。


ものすごい人なんですが、

その9割が県外の人なんですよ。

車のナンバーから察するとね。



さぞかし　いろんな　ロマンを抱いて

この遷都祭に来たのであろう。


御苦労さまです。


しかしですね。

まぁ　ちょっと説明するとだな






たとえば、朱雀門という門がありまして。


これはその昔　平城京の入り口だったそうじゃないですか。

まずは　ここから　観光がスタートします。

そこから

次の見せ場であり、最初で最後で最大の見せ場でもある、大極殿？に至る道のり。





これね。

ｺﾞﾙｺﾞﾀﾞの丘に匹敵しますよ

キリストが十字架背負って　登ったというね。


もう　　ぱねぇ。


距離。


炎天下の　無意味にだだっぴろい　平原。

当時の平城京の広さをそのまま再現しているもんだから


入口から天皇がいたらしい大極殿まで


敵がもっとも　侵入しにくいためだかしらんが

ものすごい遠いんですよ。

この熱中症のご時世に


ここ歩かせるか！？っていうね。


係の人が　一定間隔で立ってまして


「水分を十分補給してください！」との絶叫。


ロマンはどこへ。


で、ものすごい苦労して　大極殿に到着したが

普通に　天皇が座っていた椅子のレプリカが置いてあるだけであり

これから　同じ道のりを戻る事を考えると

思わずその椅子に座りそうになりました。


帰り道、これから大極殿に行こうという人だかりに

教えてやりたかったぜ


悪い事は言わん帰れとな。



わしにはお前たちの将来が見える・・・

将来は　見ての通りだ・・・。（汗だくで疲弊したわしら）




もうひとつの目玉の遣唐使船も

盛り上がりどころを見つける事ができず苦笑い。



この遷都祭。

かなりの広告を全国に展開しているようだが

満足度アンケートは取らない方がよろしい。

というか　書かせろ満足度アンケート。

二度と同じ経験をしたくないランキングでは10位以内に必ずはいるだろう。



きくところによると

あんまりにも見せ場がないので

考えた挙句、もうじき　この会場の広場で

夜にですね

奈良時代の服装に電飾を着けた人たちが練り歩くイベントが開かれるそうです。



頼む・・・


頼むから


解散してくれ　その集まり・・・





翌日。


奈良の一番の商店街　ならまち通り

ここも　散々歩きました。

高校時代、この商店街の奈良漬屋でバイトしてたなぁ・・・。

そしてまずいうどん屋で　素うどん喰うのが日課だったなぁ。

などと、思い返しつつ・・・。


お店はかなり　個性的な店がそろってます。

さすが　奈良の最大の商店街だけあって


ものすごい人です。




商店街の放送で


「8月13日からお盆のイベントを行っております。14日の本日は、１７：０より、イベント広場にてイベントを盛大に行います！」


お、イベントを盛大に？


にわかに　色めき立つわしら



「イベント内容は、１７：３０から、サンバダンス！そしてマジックショー！」




奈良。


ねぇ。ここ奈良。




「１８：３０からスーパーソニック！」


スーパーソニックってどういうものですか？ＴＴ


「１９：００から、サンバダンスとマジックショー2回目！」



うん


もう　あきらめたよ。

奈良。


あきらめようよみんな。


という事でですね。


我が地元奈良を悪く言うつもりはありませんが


奈良のイベントは　期待しないでくださいお願いします。

ただね

最後に見た　こうふく寺の阿修羅像は素敵でした。

阿修羅像のカンバッチはもっと素敵でした。